ディズニー映画で有名なあのアラジンの実写版。ラストまで飽きずに見る事が出来た最高の映画でした。最後はこれまでのアラジンとちょっと違いますが、これがイイんです!そしてジーニー!ウィルスミスは天才ですねホント。ジーニーが主役かっ!てくらい凄かったです。この記事では結末までネタバレ全開で語っていきますのでみなさん最後までお付き合いくださいまし!
映画概要
【公開日】2019年6月7日
【キャスト】ウィル・スミス(ジーニー)、メナ・マスード(アラジン)、ナオミ・スコット(ジャスミン)、マーワン・ケンザリ(ジャファー)
オープニングはウィル・スミスでスタート
ハラハラドキドキしながら映画鑑賞スタート!するといきなりウィル・スミス登場!アラジンと王女様とランプのお話を聞かせるシーンが展開されます。「物語がはじまるよ」的なスタートですね。ここでの印象はウィル・スミスのターバン、「めっちゃ似合ってるやん!」といったところですかね(笑)。アラジンは過去の作品を見ていますし、ゲームもやった事があるんですが、このようなシーンは見た事がなかったので開幕からいきなりワクワクしちゃったんですよね~。そしてスタッフの名前と同時にミュージカル調になり、主要キャラクターの日常がさりげな~く映し出されます。アラジンを見た事がある人ならこのシーンで「あ!これは王様!そしてこれはジャスミンっぽい!」て気付ける感じですね。ちなみにこの簡易的なキャラ紹介の中にはアラジンは出てきません。主人公は後で出すパターンですね!笑
市場で出会うアラジンとジャスミン王女
簡易キャラ紹介のシーンが終わると市場のシーンへと切り替わります。すると写真の男性が登場!すぐにお分かりだと思いますが、アラジンの登場です!と同時に小さなお猿さん、アブーも登場!めっちゃ可愛いです!合成ですが、こんな賢いペットが欲しい…。で、肝心の登場シーンは、アラジンがスリをして逃げ回り、見事に振り切る場面。なんというか、一言で表すとスラム街でたくましく生きる青年!って感じですね。で、盗んだ物を質屋のようなお店に持っていく訳ですが、ズーラ1袋分と交換することに。しかしズーラってなんだ…?よく分かりませんが少量の食事と交換する事に。んでそのズーラをアブーに分け与え、自分も食べようとしますが、隣を見るとそこにはひもじそうにしている子供の姿が…。その姿を目にしたアラジンは袋まるごとその子に譲ります。「な、なんて良いヤツなんだ!自分も生きるのに必死だろうに…」と、いきなり感動!ここはまさにアラジンの好感度を上げるためのシーンですね。
そしてシーンが変わります。市場で食べ物を見つめる子供に「食べていいよ」と商品を勝手に渡す一人の女性。ネタバレしますが、ジャスミンの登場です。しかし…美しい…。まさにジャスミン役にピッタリですね。もちろんアラジンも。
これが運命の出会いとなる訳ですが、店にある商品を勝手に子供に渡したことにより、兵士に追われる事になります。しかし、アラジンはジャスミンをエスコートしながらちょちょいっと振り切ります。そしてアラジンの家に逃げ込む訳で、アラジンはジャスミンが身に着けているアクセサリーなどを見て、「王家に仕える者だろ?」とジャスミンに問いかけます。王女だという事を隠しているジャスミンは「そうよ」と答えます。
国を良くしていきたい!という二人の想いが一致し、お互い惹かれ合いそうになりますが、逃げる途中、アラジンに預けていたジャスミンの母親の形見であるアクセサリーをアラジンが紛失し、ジャスミンに「本当は泥棒だったのね!」と言われるアラジン。ここでジャスミンが去っていく訳ですが、無くしたのではなく、実はアブーが隠していたのでした。返さなきゃいけない!と思い立ったアラジンは、宮殿に忍び込んでアクセサリーを返しにいく決意をします。
宮殿に忍び込むアラジン
一方、ジャスミンは異国の王子と嫌々お見合いをさせられます。嫌な理由は結婚してしまうと、ジャスミンの結婚相手が王となり、自分の手で国を豊かにしたい、という願望が断たれてしまうから。そのため、お見合いに来る各地の王子や貴族を次々と突き返すジャスミン。たくましさを感じますね。
そして一方、アラジンはジャスミンにアクセサリーを返すために宮殿に忍び込みます。たくさんいる衛兵の目を盗み、王女の部屋を目指すアラジン。いとも簡単にたどり着きます。何とかジャスミンの母親の形見であるアクセサリーを彼女に返却する事ができ、誤解を解く訳ですが、華麗に忍び込むアラジンの姿を見ていた王の側近、ジャファーがいました。
ジャファーは王国を乗っ取ろうとしているこの映画の悪役。そしてこのジャファーにはある策略がありました。それは生きて帰るのが困難な洞窟に封印されている魔法のランプを使って、王国を手中に入れるという策略です。華麗に宮殿に忍び込むアラジンの一部始終を見ていたジャファーはその実力に目を付け、アラジンに魔法のランプを取ってこさせようと企てるのです。
ジャファーの陰謀
アラジンに魔法のランプを取って来させようと思いついたジャファーは、衛兵を使ってアラジンを捕まえます。そして魔法のランプが眠る洞窟にアラジンを連れていく訳ですが、拘束しているアラジンにジャファーはこう持ち掛けます。「俺の言ったものを持ってきたら金持ちになれるぞ」と。また、金があるとジャスミンとの距離も縮まる、というような事を吹き込み、アラジンをその気にさせます。悪いヤツですねホント。自分の欲望のために人をこき使う…。
ちなみに魔法のランプは、『好きな願いを叶えられるランプ』です。この力を使ってジャファーは王国を乗っ取ろうとしている訳です。まあ僕なら王国を乗っ取るのではなく、『王国を作る方』を選びますけどねっ。
魔法のランプを手に入れるアラジン
アラジンはジャファーにそそのかされ、危険な洞窟に入り込みます。この洞窟は顔があり、言葉もしゃべる非現実的な洞窟。その中には魔法のランプだけでなく、たくさんの財宝が眠っています。しかし、誘惑に負けて財宝に触れてしまうと、洞窟は怒ってしまうのです。ジャファーも「絶対に他の宝に触れてはならない」と、アラジンに忠告します。せっかく魔法のランプを手にしても持って帰れなくては意味がありませんからね。とまあ、その忠告をしっかりと守りながら最深部にたどり着きます。周りを見渡すアラジン。すると、魔法のじゅうたんを発見!岩に挟まれて動けないじゅうたんを何とか助ける事に成功します。
そして突き出た尖がった岩のてっぺんに魔法のランプが置いてあるのを発見するアラジン。すぐさま回収に向かいます。無事に魔法のランプを手にしますが、ランプを手にした瞬間、問題発生!猿のアブーが財宝の魅力に負けてしまい、他の財宝に触れてしまう訳です。するとその瞬間、洞窟が怒り出し、マグマが吹き出し始めます。迫ってくるマグマに追われ、ピンチに陥るアラジン。もうダメだぁぁ~って瞬間に、先程助けたじゅうたんが助けに来てくれます。まるで命の恩人を救うかのように!実はこのじゅうたんは、空を飛ぶ魔法のじゅうたんなのでした!
そのまま出口に向かう訳ですが、そこにはジャファーの姿が!「ランプをよこせ」とアラジンに迫るジャファー。落石によってじゅうたんと離れ離れになってしまったのでジャファーの力を借りないと、ここから逃げることはできません。なので渋々ランプをジャファーに渡してしまうのですが、もちろん裏切られます。そのまま崖の下に突き落とされ、マグマへと落ちていくアラジン。すると間一髪のところで魔法のじゅうたんが再度助けにきます。しかし、出口は閉じ込められ、洞窟から抜け出せなくなってしまうアラジン。
ジーニーとの出会い
魔法のじゅうたんのおかげで間一髪、難を逃れる事ができたアブーとアラジンは、地形が変わってしまった洞窟を見渡し、絶望します。どうしたものかと焦るアラジン。するとアブーが魔法のランプを取りだします。そう!わずかなスキを見つけ、アブーはジャファーから、スリでランプを取り返していたのでした!
しかし絶望の状況は変わりません。魔法のランプをたまたま擦ったその瞬間…ウィル・スミス演じるジーニー登場!!この瞬間、こう思いました。
「めっちゃこの役似合ってるやん!」と。
けどこの青いジーニー、全て合成なんだそうですよ。すごい…。ジーニーの登場により、絶望だった状況が一変。ミュージカル風のシーンに切り替わり、ジーニーの魔法がさく裂します。そしてジーニーはこう言います。
「好きな願いを3つだけ叶えられる。ただし、願い事を増やすこと、人に恋をさせること、人を殺すこと、人を甦らせることはできませーーーん」とね。
そして閉じ込められているアラジンはジーニーに「ここから出してくれ」と助けを求めます。するとジーニーの魔法で洞窟外へ脱出!願い事はあと2つと思いきや、契約をしていないので、脱出は願いに含まれないというインチキに成功したアラジン!(笑)
そしてジャスミンを振り向かせるため、アラジンは「王子にしてくれ」とジーニーに頼むのでした。
王子に変身してジャスミンと謁見
願い事の一つを使い、王子になったアラジン。ジャスミン王女と再会を果たしますが、魔法のせいかジャスミンは市場で出会ったアラジンだと気づきません。アラジンも王子のように振舞わなければいけないのですが、めちゃくちゃモジモジしてぎこちない!(笑)
ジーニーが付き人を装い、隣から小声でアドバイスをしますが、アラジンのアプローチがあまりにもヒドイので、謁見は完全に失敗します。しかし、王様には気に入られたようで、「今夜のパーティーに来ないか?」と、誘われます。
夜になりパーティーがスタート。アラジンとジャスミンはダンスをする事になりますが、アラジンは踊れません。しかし、ジーニーが魔法でアラジンを操り、プロのダンサーかと思うくらいの活躍ぶりを見せます。会場は「おおおお!」という歓声があがりますが、ジャスミンには響きません。口説きもダメ。ダンスもダメ。切羽詰まったアラジンは、ジャスミンの口から出た「ずっと王国に閉じ込められている」という言葉に反応し、次の作戦に出るのでした。
ホールニューワールド
アラジンは、王国に閉じ込められているジャスミンに対して、「魔法のじゅうたんで世界を見せてあげよう」と思いつきます。そして魔法のじゅうたんで空のドライブに出かけるジャスミンとアラジン。するとホールニューワールドが流れ、王国の外の世界を知ったジャスミンは次第にアラジンに惹かれていくのです。このシーンはアラジンで最も有名なシーンですね。ロマンチック!!!
良い感じになり、成功とも言えるデートが終了。一方でジーニーもジャスミンのお世話係と良い感じに!恋愛っていいですね~くぅう~(笑)。
しかし、その一部始終を見ていたものがいました。ジャファーの相棒、インコのイアーゴです。するとアラジンが王子ではないと知るジャファー。このままではアラジンとジャスミンが結婚してしまい、王国を乗っ取るのが難しくなると感じたジャファーは、アラジンを消し去ろうとします。
その事を知らないアラジンとジーニーは、今後の恋愛作戦会議を行います。アラジンはデートが成功したのをいいことに、王子だという事を隠し、更なるジャスミンへのアタック作戦を模索します。でもジーニーは乗り気ではありません。「本当の自分を好きになってもらったほうがいい」と忠告し、王子ではない事を打ち明けるべきだと提案します。しかし、これに反発するアラジン。ギクシャクした感じでジーニーはランプに引き込むのでした。
二つ目の願い
そんな中、ジャファーはアラジンを殺害する計画を実行に移します。衛兵によってアラジンは捕まり、ジャファーは椅子にアラジンをくくりつけ、なんと海に落としてしまうのです。絶体絶命!!魔法のじゅうたんとアブーはなんとか助けようとしますが海に入れません!いちかばちかで魔法のランプを海に投げ込みます。しかし、アラジンは気を失い、自らの力でランプをこすることができません。でもこれは映画。うまくいくんですよね~。たまたま手がランプに触れ、ジーニーがランプから飛び出します。ケンカしていたのでふてくされた感じでランプから出てくるジーニー。しかしすぐに異変に気付きます。アラジンがピンチだと知ったジーニーは気を失っているアラジンの代筆として、2つ目の願いの契約をします。
一方、ジャファーは怪しい杖を使い、王を洗脳しようとします。「他の王国に攻め込むのです!」とジャファーが言うと、次第に心を奪われていく国王。完全にジャファーの策略通りに事が進むと思いきや、そこにアラジン登場!!2つ目の願いで海から脱出したアラジンは、洗脳されそうな王を正気に戻し、「ジャファーは王国を乗っ取ろうとしている!」と国王に忠告。真実を知った国王はジャファーを地下牢にぶち込みます。形勢逆転しましたね。
が!それもつかの間の出来事。インコのイアーゴが鍵を入手し、牢屋から脱出。アラジンにこっそりと忍び寄り、魔法のランプを手中に収めます。すぐさまランプをこすり、ジーニーが出現する訳ですが、これまでずっとアラジンの味方だったので、ご主人様が変わって悲しんでいるようにも見えるジーニー。そんなのはお構いなしでジャファーは、「王国を俺のものしろ!」と願うのです。
ジャファーとの闘い
ジーニーの魔法で、王国はジャファーのものになってしまいます。兵士長ももちろん魔法にかかってしまい、兵士たちは国王とジャスミン、アラジンに襲いかかろうとします。しかし、ジャスミンが兵士長に向かって叫びます。実は兵士長はジャスミンの幼い頃から面倒を見てきた人物。そんなエピソードをジャスミンが兵士長に語り掛けます。すると兵士長は我に返り、魔法が解けるのです。
このままでは終われないジャファーはジーニーに「俺を魔法使いにしろ!」と、二つ目の願いを要望します。魔法使いになったジャファーは兵士やアラジンたちを追い詰めていきます。しかし、アラジンはジャファーに対してこう言います。「お前はジーニーの力で強くなっているだけだ。一番になりたいのかもしれないが、しょせんはジーニーに勝てない。いつもお前は2番だ!」とジャファーを挑発。
この言葉に怒りをあらわにするジャファーは3つ目の願いを要望します。
「俺を宇宙イチの魔法使いにしろ!」と。
ジーニーは「おおせの通りに…」とジャファーに魔法をかけます。見た目は真っ赤。しかし、よく見るとジーニー風…。なんと!ランプの魔人になってしまったジャファー!!確かに宇宙イチになれたかもしれませんが、残念ながらランプの魔人。こうしてジャファーはイアーゴと一緒にランプの中に封印されるのでした。
感動のラストシーン
平和を取り戻した王国。しかし、まだアラジンとジャスミンは結ばれていません。しかもアラジンは「王子というのは嘘だったんだ…」と打ち明けます。そんな状況で最後の願いを決めたアラジン。そしてジーニーに最後の願いを告げます。
アラジン「最後の願いだジーニー」
ジーニー「よーし!見た目を変えてジャスミンを口説く~?」
アラジン「最後の願いは…」
ジーニー「オーケー!」
アラジン
「ジーニーに自由を!!」
ジーニー「え!?ちょ!!え…」
マジでやばかったこのシーン。過去作品を見ていたのでオチは分かってたけど、ウィル・スミスの演技やばすぎ。久しぶりに鳥肌立ちましたよ。しかもアニメ版はそのまま自由となるジーニーでしたが、今作では人間に戻るという設定。いつもハイテンションでノリノリのジーニーでしたが、「マジでありがとう…」とアラジンに伝えるシーンはホントやばいって…。泣きかけたゾ!
で、その場から立ち去ろうとするアラジン。それを全て見ていたジャスミンと国王の会話もやばい。
国王「ジャスミンよ。お前を女王に任命する」
ジャスミ「え!?」
国王「女王になれば、王子じゃないと結婚できない、という法律も変えられる」
ジャスミン「お父様…」
国王「あやつ、良い男じゃないかー」
ジャスミン「ありがとう!お父様!」
なんというハッピーエンドなんでしょう!王道なんですけど、それを超えてる!なんか心が洗われたような気持ちになりました。そして二人は結婚する事になりましたとさ!チャンチャン!
で、終わりではありません。人間になったジーニーはジャスミンのお世話係をその場で口説きます。即答でOKを出すお世話係!!!「子供を作ろう!」といった会話まで繰り広げちゃいます(笑)。つまり、オープニングで子供たちに『アラジンとランプの物語』を聞かせていたウィルスミスは、人間に戻れたジーニーだったのです。
最高!みんなが幸せになれる結末でしたね。総合的な感想としては、ジーニー演じるウィルスミスが凄すぎ!脇役なんだけど、ほとんど主役のようなもんでした(笑)。ジャスミン演じるナオミ・スコットも美しいし、アラジンもイケメン!キャストが完璧でしたね!エンドロールも楽しんで見る事ができました。僕がこれまで見てきたディズニーの実写化シリーズで最高傑作の映画をなりました。このブログを読んでくれた方も、ぜひ映画を見てほしい!