映画【AI崩壊】写真でネタバレ解説！大沢たかおを陥れた真犯人は誰！？

(C)2019「AI崩壊」製作委員会

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あらすじ

この映画は公開日から10年後の日本を想定して作られた作品です。現実世界では、AI技術の目まぐるしい成長で仕事が奪われるかもしれない…、といった声をよく耳にするようになりましたが、今回ご紹介する映画『AI崩壊』は、仕事ではなく人の命を奪ってしまうというもの。映画のジャンルとしては近未来サスペンスといったところでしょうか。

で、ストーリーですが、大沢たかおが演じる桐生浩介が、死んでしまった妻(松嶋菜々子)のために医療AI『のぞみ』を開発！
が！しかし！ある日、医療AIの『のぞみ』が暴走してしまいます。
桐生浩介が開発したこの暴走AI『のぞみ』は年齢、年収、家族構成、病歴、犯罪歴といった国民の個人情報をすべて把握しているため非常にやっかい。
AIはこれら情報をもとに、『価値の無い人間を抹殺する』という判断を下し、人類に攻撃を仕掛けます。
果たして人類の未来はどうなってしまうのでしょうか！？
という事でストーリーのネタバレ解説をしていきます。

【注意】以下ネタバレ含む

登場人物紹介

全体のストーリーはざっくり言うと、AIを開発した大沢たかおが『AIを暴走させた犯人』として警察から追われる身になり、逃げつつも一人娘を救うというもの。詳細を解説する前に、まずは登場人物をご紹介していきます。

桐生浩介(大沢たかお)

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本作の主人公。かつて東北情報先端大学大学院の研究室に所属していた天才科学者。松嶋菜々子が演じる妻の望(のぞみ)を末期ガンから救うため、高度な医療AIを開発。しかし、国の使用許可が下りず、妻の望(のぞみ)を救う事ができなかった。しかし、望(のぞみ)が亡くなったあと、AIの認可が下りることに。認可が下りたらすぐさま桐生は天才開発者として世界中から称賛を浴びることになります。が、AI『のぞみ』の管理・運用は西村にすべて任せ、桐生は一人娘の心と共にシンガポールへ移住します。するとAI『のぞみ』の目まぐるしい功績が認められ、総理大臣賞が与えられる事になり、娘の心と共に日本へ帰国することに。しかし、桐生が帰国をしたら突如、AI『のぞみ』が暴走を開始。そしてAI『のぞみ』を暴走させたテロリストとして警察から終われる事になってしまいます。

桐生望(松嶋菜々子)

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ガンによってこの世を去ってしまった桐生浩介の妻。松嶋菜々子が演じています。かつて共同研究者だった桐生と結婚し、その後も大学院で研究を続けていたが、ガンに侵されてしまうことに…。桐生が完成させた医療AIが認可される前に命を落としてしまいます。医療AIで世の中を救いたいという想いを抱いていたが、一方でAIの暴走の可能性についても危惧していました。

桐生心(田牧そら)

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主人公である桐生の一人娘。医療AI『のぞみ』が完成していたのに、母に対してAIによる治療を行わなかった父の事を根に持っている。AI『のぞみ』暴走後はサーバー室で囚われの身に。

西村悟(賀来賢人)

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桐生の義弟であり、HOPE社の社長。桐生とこの世を去った姉、望の思いを継ぎ、AI『のぞみ』の管理・運用を担う。桐生との信頼関係は強く、AI『のぞみ』を暴走させた容疑者である桐生をサポートする人物。また、サーバー室に閉じ込められた桐生の娘の心を救うために奮闘する正義感あふれるキャラクター。

飯田眞子(玉城ティナ)

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HOPE社に勤務する広報担当者。幼い頃に父親を亡くしており、それ以降はずっと父親の写真を持ち歩いていた。そして松嶋菜々子演じる母の望を失った心も、同じく家族写真を持ち歩いていたため、飯田は心の想いに共感し、あたたかく接することに。

桜庭誠(岩田剛典)

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テロリストの容疑がかけられた桐生を捜査AIの『百眼』で追う警察庁警備局理事官。海外にて人工知能研究でMITの博士号を取得し、最年少で理事官に就任した天才。正義感が強く、桐生を追う前までは彼に対して憧れを抱いていた。

望月剣(髙嶋政宏)

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サイバー犯罪対策課係長。秘密裏に開発が進められていた捜査AIを搭載した『サイバー捜査室』で、桜庭の元、捜査の指揮を取る。捜査AIは犯罪撲滅のために必要不可欠だと考えている。

林原舞花(芦名星)

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サイバー捜査官として、現場捜査官及び、CITEの指揮を執る。望月と共に桜庭を支える桜庭の右腕で、彼の事を尊敬している。

合田京一(三浦友和)

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定年間近の大ベテラン刑事。捜査にもAIが取り入れられる時代に「刑事の基本は現場」という信念で足を使った捜査にこだわっている。桜庭が指揮をとるサイバー犯罪対策課のAI『百眼』には否定的。刑事の勘に頼る熱い男。

奥瀬久未(広瀬アリス)

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新米刑事で、仕事に対する情熱を持っている。最先端の技術を駆使したサイバー犯罪対策課の強引な操作法に嫌悪感を抱いている今どきの若者。同じような想いを持つ合田と行動をしていくうち、次第に良いコンビになっていく。

田中英子(余 貴美子)

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桐生が開発したAI『のぞみ』の使用認可を下さなかった厚生労働大臣。その後は総理大臣就任へ。自身がAI「のぞみ」と連動する心臓ペースメーカーによって命を救われると、態度を一変し、医療AIの使用認可を下すことに。

妻である望がガンで死去

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桐生の妻、望はガンを宣告され、闘病生活を送っていました。
何とかして妻の命を救いたい天才科学者の桐生は、医療AIである『のぞみ』を開発。
ついにそのAIは完成の日を迎えますが、厚生労働大臣である田中英子が使用認可を下ろさず、望はこの世を去ってしまいます。妻のために開発したAIのぞみは、もはや桐生にとっては意味をなしません。
すると桐生は、AIのぞみを義理の弟であり、望の弟でもある西村に運用・管理を一任し、一人娘である心と共に海外に移住します。

総理大臣賞授与のため、日本に帰国する桐生

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AIのぞみを使用しなかった父に対して嫌悪感を抱いている娘と海外で暮らしている桐生。この海外生活の間、日本ではAIが目まぐるしい成長を遂げていたのでした。生活のありとあらゆるところにAIが導入されており、時代はまさにAI時代。かつてAIのぞみの認可を下ろさなかった田中英子は、この時総理大臣に就任していたのでした。

そんな田中英子、実はAIに命を救われていたのです。
これがきっかけで桐生は総理大臣賞を授与されることになりました。
日本中がAIの活躍を称賛し、その開発者である桐生も称賛される人物になっていたのです。
しかし、一方でAIに仕事を奪われる事を良しとしない連中が反対運動を起こす場面も。
これは現実世界でも起きかねない事象ですね。
そして桐生は総理大臣賞のために渋々帰国する事になりました。

AIの暴走が始まる

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桐生が帰国し、式典が開催。しかし、そこにAI反対派の者たちが舞台に向かって進撃を開始します。
しかし、警察庁の桜庭が率いる私服警官が彼らを取り押さえることに成功します。メガネを掛けたいかにも頭が良さそうな桜庭も実は人工知能研究者。桐生に憧れを持っていた人物なのでした。
ちなみに彼は警察庁サイバー犯罪対策課に所属しています。

そして総理官邸に向かう桐生。
娘である心はサーバールームに思い出の写真が貼られた手鏡を忘れたことに気づき、一人でサーバールームに向かいます。
すると「インシデント発生、セキュリティーロックします。」という警告放送が流れ、サーバールームのドアが閉まってしまうことに。
サーバールームにいる心はすぐさま部屋を出ようとダッシュしますが、間に合わず、サーバールームの扉は固く閉ざされてしまうことに。そのまま特殊強化ガラスに突っ込んでしまい、倒れ込んでしまいます。

そしてここからが悪夢の始まり。
この時を堺に、日本の至るところでAIが暴走するようになってしまいました。
道路上では信号が機能しなくなり、玉突き事故が大量発生。
病院の患者も次々と倒れてしまいます。
AIの暴走が本格的に始まるのでした。

テロリスト容疑をかけられた桐生

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桐生の帰国したタイミングでAIが暴走するという偶然とは考えられない状況であったため、桐生はテロリストの容疑をかけられることに。
AIの暴走により、総理大臣に就任していた田中英子のペースメーカーも誤作動を起こし、命を落としてしまいます。
そしてここから桐生の逃亡劇が始まります。
桐生を尊敬していた桜庭はAI『百眼』で街中の防犯カメラを使い、望月と林原らと共に徹底的に桐生を追いかけ続けます。
しかし桐生には守らなければならない娘がいたため、逃亡しつつも娘の救出を図ろうとします。
タイムリミットは1日。これを過ぎるとサーバールームにいる心が命を落としてしまう状況です。
更に、真犯人も並行して探す事になる訳ですが、自分の頭脳を使って危機を乗りこえていくシーンはまさにこの映画の醍醐味。
とはいえ、都合が良すぎるシーンも多彩なため、SNSでは賛否両論。
大沢たかおにスポットを当てすぎたせいか、少しやりすぎなのでは？と思ってしまうほどでした。
そして、桐生は東北情報先端大学大学院へと向かいます。

真犯人の正体が判明

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何とか研究所にたどり着いた桐生は、AIのぞみの運用・管理を任せていた西村と合流。
そして暴走したAI『のぞみ』を止めるべく、パソコンでプログラミング捜査を行います。
何とか無事にAIの暴走を止める事に成功し、真犯人を突き止める事にも成功。
その人物とは、桐生を追跡し続けていたサイバー捜査官の桜庭なのでした。

しかし、まだ世間に真犯人が知られていない状況のため、警察は桐生を追い込むために、研究所を銃撃。
この時、味方であった西村は桐生を逃がすために自らの身を捧げ、銃弾によって息絶えてしまいます。
中々の衝撃シーンでした。

桐生はAI『百眼』をハッキングしてドローンを操作。
桜庭の悪事を全国中継で放送し、晴れて真犯人を追い込むことに成功したのでした。
一人娘である心も無事に救出。
そしてこの映画は幕を閉じます。

小ネタではありますが、この映画の主題歌を歌っているのはAIです(笑)。
このチョイスはかなりの好ポイントですね！

最後に

AI崩壊は少し先の未来で起こりうる話。
「AIに仕事を奪われる」という話もすでに有名な話ですから、非現実的とは言えない作品ですね。
もっと言うとターミネーターの世界も起こりうる可能性があるという事です。
いや～恐ろしい…。

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ではでは、最後までお付き合いくださり、ありがとうございました！！！