【作品情報】
2018年公開/サスペンス/日本製作/106分
【キャスト】
監督:中田 秀夫
脚本:大石 哲也
出演:北川 景子(稲葉 麻美)
田中 圭(富田 誠)
千葉 雄大(加賀谷 学)
成田 凌(浦野 善治)
原田 泰造(毒島 徹)
バカリズム(小柳 守) 他 ※()内は役名。
目次
あらすじ ※ネタバレなし
どこにでもいるようなありふれたカップル、爽やかなサラリーマン富田(田中圭)と、黒髪のロングヘアがよく似合う麻美(北川 景子)。 物語はそんな二人がデートを控えたとある朝から始まる。 大事なプレゼンを前にタクシー移動中、麻美とメールで今夜のデートについて連絡を取り合う富田。 彼は今夜を特別なデートにしようと考えていた。 そう、麻美へのプロポーズを計画していたのである。 メールもほどほどにふと前に目をやると、道路が大渋滞していることに気づく。 プレゼンに遅刻することはできないと、タクシーを降り急いで徒歩で会場へ向かうことに。 この時富田は、うっかりスマホをタクシーに置き忘れてしまう。 そしてこれがすべてのことの発端となることは、まだ誰も知らない。 その頃麻美は、突然メールが途絶えた富田を心配していた。 友人に『電話して確認してみたら?』と言われ電話をかけると、紛失中で誰も出るはずのない富田の携帯に応答が。 聞くとその人物はタクシーの中でスマホを拾ったが、うっかり 持ってきてしまったと言う。 今いるカフェに預けておくから、取りに来て欲しい。 そう言われた麻美は安堵し、一路カフェへ向かうことに。 一方スマホを落としたと言う話題で、なんとかプレゼンを成功させた富田。 会社のPCに麻美から富田の携帯が見つかったこと、そして今からそれを取りに行く旨を知らせるメールが入る。 プレゼンもうまくいったし、なくしたスマホも帰ってきた。 『今日の俺はもってる』そう確信し、プロポーズの意思はより確固たるものとなる。 無事スマホを取り返した麻美と合流し、予定通り二人はプラネタリウムへ。 富田はもちろんここでプロポーズを試みる。 だが麻美は嬉しそうにはするものの、明確な返事をすることはなかった。 後に明かされることになるが、彼女が返事をためらったのは、彼女が抱えるある“問題”が関係していた。 時を同じくして世間では、連続殺人事件が発生する。 捜査に加わることとなるのはベテラン毒島(原田 泰造)と加賀谷(千葉 雄大)。 事件の共通点は被害者が皆、黒髪ロングヘアの女性であること。 そして遺体はすべて毛髪の一部が刈り取られていたことだ。 ここから物語は不穏な音を立てるように動き始める。 もうなくすまいと、スマホ追跡アプリを自らのスマホと麻美のそれに登録する富田。 これで一安心と安堵する富田であったが、この時彼は自らが置かれた状況を知る由もなかった。 スマホをなくしたあの日以来、身に覚えのない高額カード支払いがされたり、おかしなことが起き始めたのである。 不審に思った二人は、共通の知り合いである戸部を頼ることに。 彼はサイバーセキュリティにめっぽう強い男である。 相談当日、戸部が仕事で来られなくなり、彼の部下である浦野(成瀬 凌)が対応することに。 ものの数分で原因を突き止め、解決へと導いた浦野であった。 『これで本当に大丈夫』と安心する二人であったが、まだ終わっていなかった。 ここから物語は終盤へと向けて加速し始める。 次々と二人を襲う衝撃の数々。 二人を恐怖のどん底へと突き落とす正体とは一体。 そして連続殺人事件との関係はあるのだろうか。 ラスト30分の怒涛の展開は、文字通りまばたき厳禁である!むびおた
タイトルからしてなんとなく、このスマホ社会を揶揄したような内容なのかな
ぁって感じてました。『スマホを落としただけなのに』ですからね。どストレー ト(笑)。予告編で印象的だったのは、「これはあなたの物語です」というテロップが流れたところ。
確かにスマホって今なくなったらめっちゃ困るし、個人情報も画像も何もかも詰まってますからね。
まさに分身って感じ。気になるのは殺人事件が絡んでいること。
スマホを落としたことから、殺人事件にどう繋げていくのかは見ものだと思います。 ってことで早速見てみます!
スマホを落としただけなのに【ネタバレ解説】
富田に迫る怪しい影
やがて恐怖は麻美にまで。
Xの正体が明らかに。
そして明かされる衝撃の真実。
映画の感想
正直中盤までは、よくあるサスペンス物的な感じで見ていました。 誰が犯人だろう?とか勘ぐりながらね。 でも浦野が真犯人だとわかったあたり、おそらくラスト30分以降は怒涛の展開でした! 特に見ものだったのは、浦野を演じた成瀬凌の演技。 善人から猟奇的殺人犯であることを告白するまでの変わりようと言ったらもう! 本物のおぞましさを感じました。 あの目をひんむいたような、相手をあざ笑うかのような表情。 もう本当に人殺してんじゃないのって感じでした(笑)。 ストーリー自体は、そこまでの斬新さはなかったものの、彼の演技に救われていたようにも感じましたね。 麻美の過去を知った富田は、その後彼女と連絡を取らなくなっちゃってたのは少し残念。 っと、思っていたら!一番初めにプロポーズしたプラネタリウムに足を運ぶと、そこには麻美の姿が。 キ、キターーーーッ!とか思っていたら、『俺は麻美の過去なんて気にしないよ』の一言。 無事元サヤに戻ったってことで、ハッピーエンドでした。 もうスマホ落とせません(笑)。怖すぎです。皆さんも気をつけてください。 あなたのスマホを狙っているXは、以外とすぐそばにいるかもしれませんからね。2020年2月21日に続編公開!!
長い黒髪の女性ばかりを狙った、連続殺人事件。 事件を追っていた刑事の加賀谷(千葉雄大)が、連続殺人鬼の浦野(成田凌)を捕まえて事件は幕を閉じた。 と、誰もが思っていた――。 犯人を捕まえたにも関わらず、 同じ殺人現場から次々と発見される、若い女性の遺体。 捜査が混迷を極める中、加賀谷は最後の手段として、 囚われの殺人鬼·浦野への面会を申し込む。 「お前が、殺したのか……?」 刑務所で自由を奪われた浦野は、 かつて自分にネット犯罪の全てを教えた、謎の人物「M」の存在を明かし、 自分ならMに近づくことができると加賀谷にささやく。 仕方なく浦野と手を組むことにした加賀谷だったが、 恋人の美乃里(白石麻衣)が謎の男に狙われていることに気が付く。 なぜ犯人は美乃里を狙うのか。 これは模倣犯の仕業? それとも浦野の犯行? やがて事件は誰もが予想しない急展開を見せ、加賀谷は愛する者の命だけでなく、 自分が抱えるヒミツまでもが危険に晒されてしまう。 引用:【スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼】公式HPより
むびおた
なんと!『スマホを落としただけなのに』の続編、 【スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼】 が2020年の2月21日に公開決定!
それにしてもなんか画像に映っている右下の人、主演よりも目立ってない?(笑)
アキラ100%ですね。(笑)
それはさておき、今回紹介した【スマホを落としただけなのに】には十分楽しませてもらったので、次回作もすっごく楽しみです。あらすじを見てみるともはや刑事ドラマか!と言わんばかりの展開っぽいですね(笑)タイトル名が前作と同じなので、スマホを落として誰かに奪われる的な何かはありそうですが、果たしてどうでしょうか…。そんなところも色々想像しながら公開を待ちたいと思います!