【監督】ジュリア・ハート

【脚本】ジュリア・ハート、ジョーダン・ホロウィッツ

【キャスト】ティモシー・シャラメ(ビリー)、リリー・レーブ(レイチェル)、リリ・ラインハート(マーゴット)、アンソニー・クインタル(サム)

むびおた
公開初日の11月1日に映画を見てきました!英語教師に恋する生徒の青春ドラマなので、キュンキュン要素満載!ラストシーンは二人の表情に注目!僕が一番心に残ったシーンです。それではまずあらすじをご紹介します!
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あらすじ

学校であまり友達とうまく溶け込めない少年ビリーが、英語教師レイチェルにほのかな恋心を抱く。他の生徒2名とともに、演劇大会に出場することによって、変わっていくビリーとレイチェルの物語 。ビリーの恋は果たしてどうなっていくのだろうか。

むびおた
といった感じのあらすじなんですが、設定はまあ…ありがち。見所としては二人の恋の行方に注目して頂きたのはもちろんのこと、友情にも着目していただきたい!心境の変化をうまく表現している映画なので、見ていてとても心穏やかになります。ラストシーンはの二人の表情には特に注目です!
※予告動画

※以下からネタバレを含みます

年上の先生に恋する生徒のビリー

予告動画より引用

主人公英語教師(英文学教師)レイチェル・スティーブンスがシアターで何かを見終わった場面からスタート。
他の観客は足早に出て行くのに、レイチェルは一人感動したのか、目に涙を溜めて立ち去れないでいる。
※このシーンは後ほどなんの場面だったのか分かります。


優等生風のマゴットとゲイのサム、クラスに溶け込めないビリーの3人が演劇の大会に出場するために、金、土、日と泊まりがけでレイチェルが連れて行くことになる。
道中、車の赤い注意サインのライトが点滅していたにもかかわらず、レイチェルが大丈夫と言って、無視したためタイヤがパンクしてしまう。
仕切りたがりのマゴットは大会に遅刻することにイライラしながらも、無事にホテルに到着した。
4人でレストランで夕食を食べているときに、レイチェルが学生時代に演劇で男の子の役をしていた話になる。
女の子と抱き合うシーンがあったが、発表当日には女の子が抱き合うのではなく、キスしてきて、レイチェルもなぜ今までそうしなかったのか、愛し合ってる2人は抱き合うよりもキスする方がふさわしいと思ったと言う。
初日の夜にはパーティがあり、レイチェルが部屋の端で一人で音楽に合わせて軽く踊りながら、飲んでいると、他校の教師ウォルターが声をかけ、二人で話している姿をビリーは遠くから見ている。
レイチェルはウォルターが既婚者であると分かりつつも、ウォルターのホテルに行って関係を持つ。レイチェルが自分のホテルに帰ると、自分の鍵を部屋の中に入れたまま閉めてしまい、サムもまだ帰ってきておらず、部屋に入れず、座り込んでいるビリーと出会う。
この最後のシーンの感想としては、なぜ一緒にフロントまでスペアキーと取りに行ってあげないのか、教師なのに?と思った。
ビリーの寂しそうな姿が切ない。

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近づく2人の距離

※予告動画より引用

土曜日の朝、レイチェルはスペアタイヤを買いに行こうとすると、ビリーが現れて、自分のリハーサルは午後からだから一緒に行きたいと言い、一緒に行くことになる。
車を預けたあと、二人でごはんを食べるためにレストランまで歩いている途中、ビリーはマゴットがレイチェルのことをレズビアンだと決め付けていることを伝える。
レイチェルはレズビアンではないと言い、ビリーもわかっていると言う。
午後、会場に戻ると、ビリーのリハーサルが実は午前中ですっぽかしたことがばれる。
そしてマゴットがみんなの前で自分の演技を見せるとき、最初は順調だったもののセリフを忘れ、固まってしまい、会場を飛び出てトイレに閉じこもってしまう。
レイチェルが様子を見にいき、話を聞き、マゴットの良いところを引き出してあげると、意外とすんなり回復し、いつもの勝気なマゴットに戻る。

夜にまた昨夜と同じレストランで食事をしていると、マゴットがレイチェルの彼氏の話を聞き出そうとし、その話の最中に、ビリーがレイチェルのことを「スティーブンス先生」ではなく「レイチェル」と呼び、それにもレイチェルは気分を害し、一人先にレストランを出て、ウォルターのホテルに行く。
しかし、ウォルターは歓迎してくれず、自分は既婚者で明日には家族のもとに帰るから昨日の一夜だけで満足だと言い、レイチェルは1人自分のホテルに帰る。
部屋にいると、しつこくノックされ、開けるとビリーがいる。
レイチェルは自分の部屋に帰るように言ったが、ビリーは入れてくれないなら他の部屋をノックすると言って、廊下を走り回り出し、レイチェルがそれを止めようとしている間にレイチェルの部屋に入り込む。
ベッドの上でジャンプしだし、最初は困っていたレイチェルも一緒にジャンプしてから、ふたりは打ち解ける。

バルコニーに出てから、レイチェルの去年亡くなったお母さんの話になる。
レイチェルのお母さんは女優で、仕事後にシアターで舞台に立ち、レイチェルはそれを見て育った。
木曜日(冒頭の場面)にかつてお母さんが演技していたシアターに行っていたことを告げ、かつて母親が出ていた舞台に行き、母親のいない劇を見ると、さらに喪失感が増すと言い泣き出す。
ビリーがレイチェルをしばらく抱きしめるが、レイチェルはビリーに部屋に戻るように言う。
ビリーが嫌がっていると、今度はサムが部屋にやってきて、その後マゴットも来る。
サムはこの大会で誰か言い人に出会えることを期待していたが、嫌な男の子に出会い、気落ちしていたので、レイチェルとマゴットが慰めていると、ビリーは大きな音をたててドアを閉め、部屋を出て行く。

友情、失恋、そして成長

※予告動画より引用

ビリーの迫真の演技で始まる。演技のあと、ビリーはレイチェルを連れて2人で廊下で話す。
ビリーは昨日2人は分かり合えたのに、部屋を追い出されなければならなかったのか理解できないと言い、精神安定剤を飲むのをやめていることを告げた。
精神安定剤を飲むと悲しくないけど、何も感じない、今はいろんなことを感じられることを伝えるが、不安に思ったレイチェルは事態を誰かに伝えるべく電話をかけようとすると、ビリーは怒って立ち去ってしまう。

ビリーは2位の賞を取り、みんなで帰ろうと車に乗り込むと、1人の男の子が近づいてきて、サムに声をかけ、サムのことを気に入ってることを告げる。
そして、喜びの中、4人は車で帰途につく。
その途中、ビリーがこの週末ずっと受けていなかったテストを受ける約束をしていたのに、忘れていたことを思い出す。
レイチェルはテストを持っていないし、ビリーはラップトップを持っていないが、マゴットとサムが手を貸してくれて、その場でテストを受けることにし、レイチェルは車内で採点。
B-と書いたテスト用紙を車から外にいる3人に見せると、3人は抱き合って喜んだ。
地元に着くと、家族たちが待っていた。
マゴットとサムはすぐさま家族のもとに駆け寄ったが、なかなか車から降りようとしないビリーにレイチェルが「家族に自分のことを面倒みてもらっていいのよ」と伝える。
それを聞いたビリーがレイチェルに「先生も誰かに面倒みてもらうべきだ」と告げ、車から降り家族の元へ行く。
その様子を遠くから見つめながら、レイチェルは自分の行くべき方へと進んでいく。
その場面に、冒頭のシアターから立ち去るレイチェルの姿が重なる。

ラストシーンの感想

むびおた
ラストシーンでの、レイチェルに淡い恋心を抱いていたビリーがその気持ちを吹っ切れて前に進み、レイチェルも晴々しい顔で新しい方向へ向かっていく表情が一番心に残りました。 全体的な感想としては、浅はかなラブストーリーを求めがちな僕にとっては、レイチェルとビリーの間に何も起こらなかったことが少し残念。ありがちに全てがうまくいくといえばそうだけれど、自信満々で強気なマゴットがレイチェルのついた嘘を悪いことではないと受け入れたり、ラストでは人付き合いの得意ではなかったビリーが、この3日間を共に過ごしたことでマゴットとサムとの友情が芽生えたところに心が温まる。全体的な感想としては心穏になれる映画でした!
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