あのポケモンが実写化!
そしてポケモンと言えばピカチュウ!
ポケモンファンはぜひ見ておきたい映画ですね。
もちろんポケモンファンじゃなくても満足できる作品ですので、一つの映画として楽しみたい方にもオススメ!
本作の見どころですが、やはりピカチュウです。
がしかし!この映画のピカチュウはただのピカチュウではありません。
名探偵ピカチュウというタイトルなので『名探偵』が見どころなのかというと、そうでもありません。
『おっさんのピカチュウ』これこそがまさに本作の見どころとなります。
という事で早速ネタバレ全開で語っていきたいと思います。
映画概要 | |
タイトル | 名探偵ピカチュウ |
公開日 | 2019年5月3日 |
キャスト | ジャスティス・スミス(ティム) キャスリン・ニュートン(ルーシー) 渡辺謙(ヨシダ警部補) ビル・ナイ リタ・オラ スキ・ウォーターハウス 名探偵ピカチュウ(声優)ライアン・レイノルズ 竹内涼真(ポケモントレーナー) |
喋るピカチュウとの出会い
物語は本作の主人公であるティムの父がミュウツーに襲われて命を落としてしまうシーンからスタート。
いきなりのミュウツー登場でワォッ!ってなりましたね。
明らかに最強のポケモンという風貌で、ボスキャラ感満載!
このミュウツーがどのようにストーリーに絡んでくるのかとても楽しみでした。
別居していた父を亡くした主人公のティムは、父親の悲報を聞き、父が住むライムシティに足を運びます。
警察署に足を運ぶと渡辺謙演じるヨシダ警部補から「父は亡くなった」と明かされます。
父とは疎遠になっていたティムはこの時涙を浮かべる事はありませんでしたが、心のどこかで父親が好きだったという事は何とか伝わったので視聴者側としてはとても悲しい思いでした。
そして父親が住んでいた家に向かうと、TV局の記者であるルーシーとポケモンのコダックと出会います。
この街ではどうやらポケモンのパートナーがいるのが当たり前のようですが、いきなりライムシティを訪れたティムにはもちろんパートナーとなるポケモンはいません。
ルーシーはティムの父が関わっていた『何か』を追っていましたが、ティムはひとまず父親の部屋に向かいます。
家に着いてあたりを見渡すと、家の中をゴソゴソしている何かの気配を感じるティム。
するとその何かはピカチュウだったのでした。
この世界でポケモンは喋らない設定なのですが、このピカチュウは不思議なことに、ティムと会話できる不思議なポケモン。
見た目は毛がもさもさしていてめちゃく可愛いのですが、喋ると結構衝撃!!
おっさんやないかーい!笑
おっさんピカチュウと共に父の死の真相を探る
喋るおっさんの名探偵ピカチュウは、実は記憶喪失でした。
ティムの父親とはパートナーだったので、ミュウツーからの攻撃を共に受けてしまうのですが、この時に記憶が消えてしまったのです。
ただ一つの手がかりはティムの父親の名前のみ。
これだけのヒントしかありませんが、無事にこうしてティムと出会えているので、この出会いは大きな成果と言っていいでしょう。
上から目線な態度に加えて、あまり頼れなさそうな性格のピカチュウですが、もふもふの可愛いビジュアルで全て帳消し!めちゃくちゃ可愛いくてたまらん!
そんなほっこりする出会いでしたが、二人は父親の部屋で紫の液体が入った薬らしきものを発見します。
これを吸ったポケモンは凶暴化し、ティムとピカチュウを襲うのです。
明らかにこの薬は何かあると悟ったピカチュウとティムはタッグを組み、父親が巻き込まれてしまったこの事件を追うことになるのです。
ポケモンバトル開幕!
この事件を追っているルーシーとのコンタクトに成功したティムとピカチュウは、紫の薬、通称Rの出どころを探ります。
そして、この街では禁止されているポケモン同士のバトルを行っているコロシアムに行き着くのですが、ここのボスがピカチュウに気づくと血相を変えて迫りよってきます。
どうやら過去にボスのパートナーであるリザードンがピカチュウにボコボコにされていたようで、かなり根を持っているようです。
どうやら記憶を失う前のピカチュウはかなり強かったみたいですね。
するとボスは、ポケモンバトルで勝ったらRの情報を渡すという条件を出してきます。
もちろん、映画のストーリー上、バトルに発展!
しかし、記憶を失っているピカチュウは、戦い方や技の出し方も忘れていたようで、逃げるばかり。
これまでおっさんキャラ全開だったピカチュウですが、リザードンの攻撃にビビると、渋い声からちょっと可愛い感じで「ピカピカ~」と口にします。
このシーンはたまらん!!
めちゃくちゃ可愛いです(笑)。
この映画一番の胸キュンポイントかもしれません。
で、何とか反撃に出るピカチュウですが、なんとしてもピカチュウをボコボコにしたいボスは、ポケモンを凶暴化させるRをリザードンに過剰摂取させます。
するとコロシアムにいるポケモン全員がRを吸ってしまい、もはや大惨事!
ティムの乱入で何とかバトルに決着を着ける事に成功し、Rの出どころは市長だということが発覚します。
父は死んでいなかった
ポケモンと人間の共存を望む、車椅子が印象的な市長と会う事になったティムは、あるホログラムを見せられます。
父がミュウツーに襲われる映像です。すると、父であるハリーが生きている姿を見ることができたのです。
更に、ミュウツーがハリーを連れ去っていったこと、ミュウツーがピカチュウの記憶を消し去るところ、これらシーンも見せられ、新事実が次々と発覚していきます。
続けて市長であるハワードは、「Rの調査をハリーに依頼していた」と暴露し、ハワードの息子であるロジャーが事件に関わっているという情報も教えてくれるのでした。
物語はミュウツーがいた研究所へ
Rの場所を突き止めたルーシーとティム、ピカチュウはミュウツーが封印されていた研究所を訪れることに。
しかし、この研究所には凶暴化したポケモンたちが巣食っていました。
ドダイトスやゲッコウガらがティムたちに襲いかかり、逃走劇が始まります。
この逃走劇の最中、落ちてきた岩によってピカチュウが絶体絶命の状態に。
このシーンはとても記憶に残っているシーンで、瀕死のピカチュウを見るのがとても辛かったですね…。
が!!!
ナイスタイミングで助っ人が現れるのです。
その助っ人はミュウツー。
そして新事実が発覚。
父親であるハリーを殺害しようとしたミュウツーは、実はハリーを助けていた事が判明するのです。
最強のラスボスだったミュウツーは、最強の助っ人だったのです。
この時の安心感といったらもう…笑。
本当の黒幕
いきなりネタバレすると、本当の黒幕は市長であるハワードでした。
なぜティムたちを応援していたハワードが悪役だったのかを解説すると、ミュウツーにはある特殊能力がありました。
ポケモンの精神を別の生命体に移し替える能力です。
ハワードはこれに目をつけたのです。
体が不自由で車椅子生活だったハワードは精神をポケモンに移動させ、自由な体を手に入れると同時に、ライムシティで暮らすポケモンや市民たちを一体化させようと、町中でRをばら撒こうとしていたのでした。
しかし時すでに遅し。
頭に怪しいコードを付けたハワードは自らの精神をミュウツーに転送。
すると乗り移りに成功し、最強の味方だったミュウツーが再び最強のボスキャラになってしまいます。
そしてラストバトルに突入。
一方でハワードの側近っぽいメタモンは息子であるロジャーに『へんしん』し、メタモンとのバトルも開始。
いよいよクライマックス!
そしてティムとピカチュウはミュウツー(中身はハワード)と戦い、ハワードの本体に繋がれている怪しいコードを抜くことに成功。
メタモンとの戦いにも勝利します。
これによりミュウツーが我に返ります。
ラストシーンの考察
戦いが終わると衝撃かつ感動のラストシーンへ!
まるで神のようなミュウツーは街中にフワフワと浮いているバルーンの中に仕掛けられたRを浄化し、更にはハリーを安全なところに隠している事を打ち明けます。
といってもハリーの体です。
そう!!
実はミュウツーはハリーの精神をピカチュウに移していたのでした!
これはかなり衝撃的でしたね。
つまり、この世界のポケモンは会話ができないはずなのに、ピカチュウだけがティムと会話できた理由は、父であるハリーの精神が宿っていたからなんですね。
ミュウツーが精神を移す特殊能力があるという事はわかっていたのに、これには全く気づけませんでしたよ…笑。
これがおっさんであるピカチュウの正体なのでした。
で、このようなラストシーンを迎えたので、個人的には『名探偵ピカチュウ』は続編が難しいんじゃないかと。
現に、ニンテンドー3DSで『名探偵ピカチュウ』は映画とは若干違った物語になっていますし、その完結編がNintendo Switchとして発売されるそうです。
ですが映画の続編も企画されているということだそうなので、どうなるかはまだわかりませんね。
思った以上に面白い映画だったので続編を期待することにします!!
名探偵ピカチュウを見た感想
総合的な個人評価としてはけっこう高め。
80点くらいですかね。
ピカチュウはもちろん、ポケモンたちがとても可愛かったです。
ピカチュウのあのモフモフに触りたい!笑
一番の胸キュンポイントは画像のコロシアムで「ピカ~…」と弱音を吐く所ですね。
笑えるしめちゃくちゃ可愛い!たまらんっ!
ポケモンバトルがもうちょっとあってもいいかなとは思いましたが許容範囲内。
予想以上にストーリーが素晴らしかったのでよくコケると言われている実写化映画の中では成功した作品だと思います。
そしてミュウツーがカッコよかった!最初は「やはりミュウツーがボスキャラか!」と思っていましたけど、実は味方だったりと、うまいこと話を考えたなあと関心するばかりです。
個人的にベロリンガも良かった。
あの特徴的な舌で舐められるシーンはポケモンファンにとってはたまらない構図だったと思います笑。
で、一番良かったシーンはやはり喋るおっさんピカチュウは親父のハリーだったという事実が明かされたところですね。
タイトルが名探偵ピカチュウだし、パッケージデザインもピカチュウだったので、最初は面白い設定だなぁと思ってたくらい。
そしたらまさかのハリー!!
なるほど感が半端なかったですね。
僕はポケモンをやった事はありますが、そこまで詳しくはないです。
でも十分に楽しむ事ができましたので、ポケモンマニアじゃない人や詳しくない人も楽しめると思うので、ぜひ名探偵ピカチュウ、見てみて下さい!
最後まで読んでいただきありがとうございます!!