【公開日】2019年11月1日
【監督】アンディ・ムスキエティ
【脚本】原作:スティーヴン・キング
【映画脚本】ゲイリー・ドーベルマン
【キャスト】ビル・スカルスガルド(ペニーワイズ)、ジェームズ・マカボイ、ジェシカ・チャステイン、ビル・ヘイダー、イザイア・ムスタファ、ジェイ・ライアン、ジェームズ・ランソン、アンディ・ビーン、アンディ・ビーン、ジェイデン・マーテル
あらすじ
悩みやコンプレックスを抱えた学校のはみ出し者7人で結成された「ルーザーズ」。
ITを倒した後に、もしITがまたやってきたら、再び町に戻ってやっつけようと誓いを立てていた。
27年後、新たな連続児童失踪事件が発生した。
地元を離れられなかった黒人のマイクはその事件について調べていた。
無線で殺人事件の現場をキャッチし、そこに着くと「COME HOME(戻っておいで)」と柱に血文字で書かれているのを見つける。
ITからの伝言だと確信したマイクはかつてのルーザーズに連絡し、集合をかける。
使命感に駆られて集まった仲間達、町の近郊に住んでいたスタンリーを除いて。
久々に集まって話をしていると、みんな子供の頃の記憶が曖昧になっていることが分かった。
楽しく昔話をしていて最後のデザート:フォーチューンクッキーをそれぞれが食べてその中のメッセージをつなげると文章になった。
『スタンリーは約束を果たせなかった』
欠席したスタンリーに対する怒りをITがルーザーズにぶつけてきたのだ。
スタンリーに電話を掛けると、奥さんが出て「彼は昨日自殺した。」と・・・。
ITの恐怖に負けて自ら死を選んだのだ。
残された仲間でITに立ち向かう!
胸クソ悪くなるシーン頻発
①ゲイのカップルをボコボコにする不良たち、その不良たちにゲイのカップルの片割れが川に落とされたところでIT登場。助けようとしたもう片方の目の前で心臓を食いちぎる。
②顔にアザがあることがコンプレックスな女の子。ITが誘い出して自分も顔にコンプレックスがある、同じだね、と言うと女の子がITに心を開きかけ近づいていったところで頭を食いちぎる。
もう、最悪。それぞれの倫理観の問題かもしれないけど恐怖というより嫌悪感しか湧かなかった。
女の子見てよだれ垂らすシーンとか…ほんと、最悪。猟奇殺人の一端を見ている気がして気持ち悪い。
怖くない、ほんと嫌悪感の一言。
もうちょっと違うアプローチで恐怖を味合わせて欲しかった。
ITを演じたビル・スカルスガルドが凄い!
ITの目の焦点は常に合っておらず、目玉が両方外側に向いていたり
片方だけ外側に向いていたりするのですが、この表情がピエロの不気味さを増長!
これはCGで作られたものはなく、彼の特技によるもの。
そして撮影中は子供たちの本当の恐怖の顔を撮るためにビル・スカルスガルドと子供たちの撮影外の接触が断られていたそう。
収録されている子供たちの恐怖の顔は本物なんですね!
でも本当に不気味な表情なので・・・トラウマになってないといいけど。
ラストシーンは…
弟を自分のせいで死なせてしまったという罪悪感・誰にも言えないセクシャリティの問題・代理ミュンヒハウゼン症候群の被害者だった・幼少期の性的虐待・両親が目の前で死んでしまった…などルーザーズはそれぞれ心に大きな傷を負っていて、その負の感情に付け込んでITが追い込んできます。
しかし成長したルーザーズ達は立ち向かう個々の強さを持っていました。
最後にITに「成長したね」と言わせてしまうチームワークは流石!